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世界各国で暮らすスピリチュアル通の方々からのレポートを発信する「ワールドスピリチュアルニュース」。今回は2回目の登場となるTRINITY読者・シャルロットさんから、スイスでのリアルな田舎生活についてのお話が届きました。なんでも簡単に揃う日本とは違い、不便ながらも自然に溶け込んだ生活のなかで発見することが沢山あるそう。そんな気になる日常を素敵な写真とともにご紹介。
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日本からこちらに移ってきて、最初の数年は「なんて不便な村、いや国に引っ越してきてしまったんだ」と自分のこれまでの習慣や価値観を改めるのに苦労しました。なぜなら、1番近いスーパーまで10km 、しかも閉店時間が6時半で日曜日は定休日……と、これまでコンビニが当たり前のようにあった生活とは比べられない不便さ。けれど、嘆いてばかりもいられず「店が遠いなら自分でやってみるか!」ということになり、パン、ジャム、梅干、うどんなどまずはなんでも自分でつくってみるようになりました。そんな生活を続けていくうちに、つくるということで、心と時間に余裕が生まれてくることに気づいたんです。また、天気によって発酵時間や天干しの加減も左右するので、自然の小さな動きにも関心が沸いてくるように。
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土曜の朝は隣村まで子どもとイチゴ狩り。イチゴ以外にも新鮮な野菜を直売している、とても大きな農家で、ここに注文しておけば週2回、野菜を家まで届けてくれます。とにかく安くておいしい! 熟してから収穫される野菜は力があるので、安心して口にすることができるんです。イチゴは持参したザルに甘そうなものを摘むのですが「今年は天気が悪かったから、イチゴが甘くないね〜」「雨で腐ってるイチゴが沢山あるね、あ!甘そうなイチゴがあった」と、子どもたちとおしゃべりしながら2kgほど収穫。スイスのイチゴの季節はとても短いからこれをジャムにして保存します。春先にはスペインやイタリアから送られてくる真っ赤なイチゴがスーパーに並びますが、娘はこれを食べるとアレルギーが出るのです。そういうことからも、三里四方のものを食べていれば、自然と環境能力を高めてくれるということがよく分りますね。
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私が住んでいる家は300年前からある農家。屋根裏には隙間があるので、イタチ、猫、ねずみといった小動物がバタン、ドタンと毎日のように暴れています。初めのころは動物なのか、泥棒なのか分らず、怖くて怖くて震える夜を過ごしていましたが、今ではBGMのような存在になりました。
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最終的には専門家が、配線や配管のチェックをしてくれるので、家から突然、水や煙が出るということはありません。これまで4年かけて、2階部分に部屋が4つ完成。計画ではあとトイレ、日本式のお風呂、テラス、駐車場、仕事場、小さい台所、趣味の部屋が出来るのですが、いったいいつになったら完成するのかは誰にも分かりません。
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ある日の夜は、知人のベルナート宅でピザを頂く。ご近所さんたちも沢山きていて、家畜の話や、自然の恵みを利用した生活の話で盛り上がり、聞いているだけでとても勉強になります。主人が仕込んだピザ生地に、オリーブ、ハム、ベーコン、コーン、玉ねぎ、アンチョビなど、各自好きな具をのせていくのですが、野菜と肉はすべて自家製!そしてトッピングができたら、ベルナートの手づくりかまどに11人分のピザをガンガンほうりこみます。
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自家製のトッピングにピザ生地、そしてかまどまで手づくり……と、自分たちでつくったものならではのぬくもりも加わって、最高においしいんです。
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乾燥している山で飼われている羊だと、羊が自分で岩を使って爪をとぐので、人間が切ってあげなくてもいいのですが、ここは雪が降ったりして土がぬれているし柔らかいから爪が伸び放題。そのため水虫のような病気が爪の間にできるので、年に3回ほど爪を切らなくてはいけないのです。ちょうど、ベルナート家の家畜場で羊の爪を切る作業をするというので、散歩がてらに見に行くことに。この前は、爪を切るとき、1人が羊をはがいじめにして、もう1人が爪を切る。という具合だったのに、今日は、鹿などを吊り上げて解体する機械に、羊がセットされて浮いている!
「ベルナート、何やってるの!?」と聞くと、自慢げにニヤリと笑い「いいアイディアだろ、これ。はがいじめにするより簡単に爪が切れる。これなら自分の好きな高さにボタンひとつで羊を上げたり下げたりできるから、わしの腰も痛くならなくて快適なんだよ。」と、彼。確かにはがいじめのときはあんなに暴れていたのに、吊られた羊はとてもおとなしくしています。「高所恐怖症かもね、羊って」なんて真面目な顔で話すベルナートに耳を傾けているうちに、爪切りが終わり、最後に爪に消毒をして作業完了。こんなふうに、いろいろな発想が飛び出してくるベルナートのおかげで、学校では学べないようなことを日々いろいろと学んでいます。
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そして今日は、突然私の車の前を、フェンスを乗り越えて脱走した羊の群れが横切ったのです。その後から、ご近所さんのダニエルとデニスが猛スピードで群れを追いかけている光景に、私は急いでいるのも忘れて、子供たちとこのハプニングを楽しんでいました。田舎生活も7年目となり、スローライフを満喫するハイジのような暮らしに、また一歩近づいた気がしました。
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item2 *今回のTRINITY特派員* シャルロットさん item2
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photo&text:シャルロット
次回はドイツのスピリチュアルをお届けします。お楽しみに!
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