金星逆行~木星射手座入り、既に出逢っている愛すべき魂たちとの再会計画を最終確認するとき
11月に入りました。木星蠍座時代がクライマックスを迎え、8日は射手座入りします。
金星は16日まで逆行。
9月秋分の陰陽統合、10月の牡牛座満月を経て、過去からの愛の振り返り、再会の流れが強まってきています。
最近、懐かしい友人から久しぶりに連絡が来たり、或いは自分から、会いたい人に連絡をとったりということはありませんでしたか?
まさにソウルファミリーが過去の記憶を思い出し、これから成し遂げなければいけないブループリント(魂の計画)を現実の三次元の世界での実行に移すため、世界のあちこちで統合を期して動き始めています。
蓋をしていた、目を背けていた本当の気持ちと向き合わざるを得なくなり、“過去に置き忘れた大切なもの”を取りに帰る時。表面だけの、偽物の人間関係は清算され、どんなことがあっても離れない、真実の絆のみが残ってゆく、“篩(ふるい)分け”の期間でもあります。
『花束』のルノルマンカードが指し示すメッセージ — 11月前半、過去からの素敵なプレゼントがやってくる
2018年11月のメッセージを、ルノルマンカードのワンオラクルで占いました。
結果は9番『花束』。
あなたが今までに積んできた善行、”徳”の配当として、素敵な贈り物が届くようです。
それは、思いがけず、突然の形であなたの前に屹立するかもしれません。
失意と慟哭の中で、誰にも見せない涙を流した夜も、あったでしょう。
でも、あなたは、それでも死を選ばず、生きることを選んだ。
そんなあなたに無償の愛を注いでくれた、これまでの人生で出逢った人々の笑顔を、思い出してください。
あなたの魂は、同じ志を持つ魂と共振して、更に輝きを増すのです。
一片の氷心、玉壺に在り — 過去と未来が交錯する2018年11月に、遅れてきた愛の奇蹟が広がるように
最近は毎晩、夢を見ることが多くなりました。
全て自分の前世なのですが、安土桃山時代の戦乱の場面であったり、江戸時代の幕末の武士であったりと、ツインソウルと生きた過去世の場面が、次々と走馬燈のように登場します。
神様は、それを私に見せることで、一体、何を学ばせようとしているのでしょう。
今回は、盛唐の詩人、王昌齢の『辛漸を送る』という詩を引きたいと思います。
寒雨江に連なりて 夜呉に入る
平明客を送れば 楚山弧なり
洛陽の親友 如し相問わば
一片の氷心 玉壺に在りと
昨夜、あなたは冷たい雨が長江の川面に降り注いでいるこの呉の地にやってきた。そうして今朝はまた早く、洛陽へと旅立って行くのだが、あなたの行く手には楚の山がぽつんと姿を見せている。
あなたがこれから洛陽に帰って、親友たちがもし私のことを尋ねたなら、王昌齢は一片の氷が玉の壺の中にあるような、清く澄み切った心境でいる、と答えておくれ。
呉の地を“過去世”に、洛陽を“今生”に置き換えてみましょう。
夜、眠っているときに夢の中で出逢ったあの人。
“過去生”で、深い絆を結んだ家族だったのでしょうか。
朝、眠りから覚めて“今生”に再び戻った時、清く澄み切ったあの人の顔が、
記憶の片隅に微かに残っているでしょうか。
そのことを思い出して、ほっこりとした気持ちになれたのは、偶然でしょうか。
今生の旅は、有限です。
この世のことは、夢のまた夢。
同じ夢なら、辛い夢よりも、楽しい夢を、見ようではありませんか。
日々の濁流に流されることなく、いつも『一片の氷心』を胸に抱ける生き様を、持ちたいものです。
後悔のないように、会いたい人には、そろそろ会いに行きましょう。
平成最後の11月、皆様の許に、遅れてきた愛の奇蹟が届くよう、祈念しています。
(了)
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